今年一番面白い本『わたしの渡世日記 上』大女優の高峰秀子著

diary of my life

こんにちは!ひろさんかくです。

私のブログは商売をしていないので、純粋に心から読んでほしい本は、その通り紹介している。この本は、まちがいなく、Googleのキーワード・ランキングでは圏外になるだろう。誰も、いまさら、興味を持たないかもしれないような本だが、それでも間違いなく面白いからブログで紹介している。この本はおすすめだ。掛け値なしに。

薦める理由は、いくつかある。まずは、一橋大学の競争戦略論やイノベーションの楠木建教授がオススメしているからだ。専門分野については難しいのでスキップするが、ものすごい読書家である。読書家と言っても半端なく、戦前・前後くらいの著名人の日記のようなものを好むらしい。

その方が、生きる上で参考にされている昭和の大女優である高峰秀子さんの自伝『わたしの渡世日記』を手に取ってみた。この本は一体、なんと称して良いのだろう。一女優の自伝にとどまらず、戦前・戦後に子役から活躍した女優の目から見た日本の映画産業のドキュメンタリーであり、複雑な家族環境で生まれ育ち、偶然、女優の職を得て、貧しい家族を支えるような存在となったサクセスストーリーでもあり、著名人が実名で記述されていることから、赤裸々な映画業界関係者の暴露本のような色合いも見せる本だ。しかも、読みやすい!何気なく、読んでいるだけで、その当時の情景が目に浮かぶくらい読ませる力がある。

上下巻の上は367ページほどあるが、一度開いたら、簡単には本を置くことができなくなるくらいの引き込む文章力と波乱万丈では不十分で、まさに、ジェットコースターのような人生に目を離せなくなる。

今年一番面白い本『わたしの渡世日記 上』大女優の高峰秀子著

概要と感想のさわり

大正時代に生まれ、当時を象徴するかのような大家族の中、親の離婚や再婚の中、父親の妹の養子になったことから人生が一変する。芸能の世界に、たまたま、選ばれ、子役として人気ものになる。当時は、親族の面倒はお互いが助け合うのか、貧しい中でも、家族の支援のため、身を粉のようにして働く。そんな彼女の成長期であると共に、戦前から戦後にかけての日本が軍国主義化、敗戦の混乱を一人の目線で描いている。冒頭にも書いたが、日本の映画界のドキュメンタリーでもある。

読んで古臭いと感じる要素がまったくないくらい、読ませる文章力を持っている。これだけ、読ませる本と言うのは、少なくとも、私は、今年、出会っていない。

読んでて、彼女のこの後の人生はどうなるのか、ハラハラしながら、とても途中で本を置くことができなくなるくらいの良著である。

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